アルバム「Hell-See」を当時買った理由「なんか安くていっぱい曲入ってる(15曲入り1500円)」。懐かしい記憶。
ということで、磔磔当たりひっさしぶりのライブ遠征楽しみました。ホテルに荷物を預け、会場に向かうもまだちょっと早くて先行物販やってた。福岡で物販は全部買おうと思ってたけど、かさばらない程度に。
築150年超えの酒蔵を改築した京都の老舗木造ライブハウス磔磔。結論から言ってめっちゃいい。今回チケ番は170番ぐらいでキャパ350なんでちょうど真ん中ぐらい。奥の段差の前ぐらいで見てました。なんかねーちっさいライブハウス行くと、慣れてても「うっさ!」って思う事時々あるんだけど、磔磔では一切なく。木造のせいなのか、音がとがりすぎず適度に丸まるというか、溶け込むというか優しくなる感じ。これ神ライブハウスです。中畑さんがここでやりたいといった理由も納得。また磔磔でライブが見たい。
本編。今回はHell-Seeのアルバムツアーってことで、Hell-Seeを曲順に。予習的なことをしてなかったのが逆に良かった。Hell-Seeを曲順に聞くなんてこと最近全くしてなくて、「あ、順番通りにやるのか」と、ライブの途中で思った。アルバムを発表した後のツアー感あって新鮮だった。発売から20年以上たってんのにね。
個人的な感想として、最近のsyrupのライブはスタートダッシュ、エンジンがかかるまでがちょっと遅い印象があってこの日も正直。2曲目,不眠症まではそんなでもなかった。というか不眠症はかーなり思い入れが強いというか、ヤバイというか、出かけ先では聞きたくないし、なんなら家でも不意には聞きたくない曲で。メンタルに来る。でもたまに聞きたくなる。
そっからHell-see以降はほんとに買った当初を思い出すように引き込まれた。末期症状ローラーメットI’m劣勢の流れ好き。そっからちょっと落ち着いてのex.人間。解散武道館の時、二度とこの曲が効けないのを悲しんでたのを思い出した。シーツ吐く血パレードの流れも好き。
序盤のMCにて、ライブハウスの制約として、21時以降は音出しが出来ないのでライブはそれまでって話が合って。アンコールあんまやんないのかな?とか思ったり。磔磔は稀にある、演者側が客の中掻き分けて入場していくタイプなので、その辺も含めて時間かかるかなと。とりあえずパレード終わって普通に吐けて再入場。3曲Les Misé blueからやってちょっと落ち着く。ここでメンバー退場。なんか流れ的にもうひと盛り上がり合って終わるんだろなーと。時間もなさそうだし途中MC含め五十嵐さん結構しんどそうにしてたし。ただ、五十嵐さんしんどそうにしてても、ライブ中に調子が下がっていく印象はあまりない。
そこからまずキタダさんだけ入場。他の2人疲れてんのかと思った。キタダさん客席からの歓声を手で押さえるようになだめてからの「本日は…俺のバースデーパーティーにようこそ!」からのベースソロ。クッソカッコよかった。ベースソロ中に二人も入場して、そっから落堕の前奏に繋がっていく感じ最高。落堕の前奏めっちゃ好きで、今までも色んな種類聞いたけど今日が一番だった。マキリンかっこよすぎたわ。演奏ちょっと止めて客席が声出す感じのとこほんま好き。
その後真空。この流れもあって、後半のオイオイ!言いたいおじさんはもう途中からそれに頭持っていかれすぎて、逆に「あれこれ真空だよね?後半オイオイいうやつで合ってるよね?フリースローVerだよね?」とかよくわかんなくなってた。無事言えました。なんか楽器から出る音もそうだけど客席から出る声とかも木造磔磔効果で溶け込んでた気がした。包み込まれる感じ。
reborn。初めに五十嵐さんから「みんなで歌おう」と珍しいこと言ってて。個人的に合唱は嫌いな方なんだけど、この日は全然不快に感じなかった。というか周りに歌ってたひといたっぽいのに、それもなんか溶け込んでいい感じに混ざってた。ワンチャン磔磔効果の可能性ある。なんか不思議だった。すごくよかった。
reborn終わって捌けたところで、ちょっと明るくなって初めて時計を見ると20:55だったから完璧。本日の演奏は終了しましたのあと、ありがとうございましたの意を込めて拍手するのが好き。アンコール時、京都の会場割と拍手のリズム感下手なのも面白かった。毎回じゃないけど、福岡は一定のリズムでずっと続く。福岡楽しみ。
ライブはなまものをモットーにしてる自分は、映像作品にあんま興味ないんだけど、この日のライブは円盤化してほしい。ほんまライブでした。
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